CCC三田会例会競技の説明
●ステーブルフォード競技
プレーヤーは各ホールにおけるパーソナルパーに対して、
ダブルボギー以上の場合 0点
ボギーは 1点
パーは 2点
バーディーは 3点
イーグルは 4点
ダブルイーグルは 5点
としてポイント合計を競う。
●モディファイトステーブル競技
ネバダ州モントルーG&CCで行われたバラクーダ選手権の場合のポイントは(プロ競技ではHDCPがないのでスコアに対して)
ダブルイーグル 8点・イーグル 5点・バーディー 2点
パー 0点・ボギー -1点・ダブルボギー以上 -3点で行われました。
例会ではパーソナルパーを1点ボギーを0点として行います(-はダブルボギー以下の時のみ)
●フォアボール(ベストボール)競技
4人のプレーヤーの2人ずつがパートナーとして組み(サイド)、各ホールでパートナーとパーソナルパーの良いスコアがそのサイドのスコアになる。ストロークプレー競技である。
次ホールのオナー・打順はパーソナルパーの良いサイドからとなる。
サイド内での打順は任意である。
●パー競技・ボギー競技
パー競技(ボギー競技)は、プレーヤーとホールとのマッチプレーを言います。ですから各ホールにおけるプレーヤーのパーソナルパーがパー(ボギー)の場合はハーフ(Halved・・・引き分け)で±0、ボギー以上(ダブルボギー以上)は-1(負け)、バーディー以下(パー以下)で+1(勝ち)となりますが、例会では
パー競技 | ボギー競技 | ポイント |
ボギー以上 | ダブルボギー以上 | -1 |
パー |
ボギー |
0 |
バーディー | パー | 1 |
イーグル | バーディー | 2 |
ダブルイーグル | イーグル | 3 |
ダブルイーグル | 4 |
●フォアボール・ステーブルフォード競技
フォアボール(ベストボール)競技とステーブルフォード競技をマッチさせた競技で、サイドにおいてパーソナルパーの良いプレーヤーのポイントがそのサイドのポイントとなり、ポイントの合計を競う。
●ロシアン・ステーブルフォード競技
フォアボール・ステーブルフォード競技の1種で、ホールにおけるポイントをサイドの者同士で掛け合わせた「積」がそのサイドのホールのポイントとなります。プレーヤーのパーソナルパーがダブルボギー以上となると(ポイントは0点)、パートナーがどれだけ良いポイントを獲得してもそのサイドのポイントは0点となります。
多少のギャンブル性があるので、上記フォアボール・ステーブルフォード競技と組み合わせて、前後半の9ホールずつで行うようにしている。
ゲームの中では一番の人気にもなっています。
●アイリッシュ・ステーブルフォード競技
4人1組(3名1組でも可)がそれぞれティーショットを行う。1打目の止まった地点の中からベストポジション(寄らば大樹)に止まった球を選択し、全員が2打目を打ち、各自でホールアウトし、各自でネットスコアのポイント換算を行う。各ホールでその組のうちから何名かの合計がそのホールのポイントとなる。
前半は上位2名、後半は下位2名などもおもしろい。
●トゥー・ベストボール競技
4人1組のチーム戦で、各ホールで4人の中のベストネット2名のスコアの合計がその組のホールのスコアとなる。
●フラッグ競技
一般に言うところのツームストーン競技を指し、三田会年末恒例の競技です。プレーヤーはスタート前に旗を(墓石の絵)を受け取りスタートします。HDCP+72打を打ち終わったら、球が止まった地点が本人の到達地点で其処に旗を刺す(実際にはフェアーウェーの右端に)。よりハウスに近いもの或いは打数が多く残った者が勝ちとなる。(クラブ競技では19番20番ホールへと進むこともあったようです)
●オネストジョン
プレーヤーはスタート前にラウンド終了後の自分のグロススコアを申告する。ラウンド終了後隠しホール(ホール数はくじ等で決定)の数だけ20面体のサイコロを振り、出た目のホールをパーに書き直す。(19・20はOBとしてカウントし振り直しを行わない)変更後のスコアと申告スコアの差の分罰金を支払う。正直者(スコアの差が±0或いは+差の小さい者)がお年玉として賞品を受けることが出来る。
●フォアボール・マッチ競技
2対2で競うマッチプレーで、それぞれのサイドの良いネットスコア、或いはネットスコアの合計で勝負を競う。
マッチプレーは本来HDCPの差がハンディキャップホールを決定し、クラブのスコアカードが有効であるが、上記のように行うときは難易度表記のスコアカードを使う。
また、HDCPの差の計算が難しいのでフルHDCPで行う。
●~君に挑戦(全員マッチプレー)
理事長杯(A・Bフライト別)・桜花杯・菊花杯(女子)の予選を通過した会員に敬意を表し、全員でマッチプレーで挑戦する。プレー終了後ホール毎の勝敗は予選通過者のスコアを挑戦者がチェックを行いながら報告する。
スタート前に挑戦者には通過者とのHDCPの差を明示しておく必要がある。
通過者は勝った人数分の賞品を受け取ることが出来る。
●アンブローズ
「スクランブル」で親しまれている、チーム競技。2人組・3人組・4人組で行う。組の全員がティーショットを打ち、その中からベストポジションに止まった球を選択し、その位置から全員が2打目を打つ。3打目以降も同様の方法でホールアウトまでプレーを進める。常にベストポジションからのプレーであるから好スコアが期待でき、例会で唯一のHDCP無しのグロスで順位を決定する。
トーナメント前日のプロアマ競技などに採用されている。
●「パター&4クラブ(S.P)
キャディー用カートが手引きの時代に「勤労感謝の日」に行われていたもので、パターとクラブ4本(選択は各自自由)でラウンドをするもの。日頃のラウンドで得意クラブを見つけておくことが重要のようである。注:昔はパター&3クラブでした。
☆ステーブルフォード競技・パー競技・ボギー競技
ゴルフは、本来マッチプレーでスタートし、全ての競技が行われていました。しかし,参加人数増加により競技会日程調整ができなくなり、ストロークプレー主体となってきたのです。テレビ中継でもM.Pを放送することはほとんどありません。
アマチュアプレーヤーもスコア重視にと。
そのような状況において、これらのゲームはホールとのマッチプレーをしているのです。ですから、HDCPインデックスもM.Pインデックスではなく、S.Pインデックス(難易度順)を使うのです。
※ポイント競技の良い点
「ストロークプレー」では、1ホールで大叩きをしてしまうとそれを挽回することは非常に難しく、合計スコアばかりが気になって楽しくない一日となってしまう。
「ポイント競技」では、1ホールで大叩きをしてもそのホールは0点(或いは-1点)となり、➀ポイントが確定した時点で球を拾い上げてしまうことができる。②次のホールで取り返しが出来る。気持ちの切り替えも可能になる。
また、球が樹上になったり・ロストの場合でも、元の位置に戻ること無く、その場所からプレーをして、そのホールのポイントは一番悪いポイントにすれば済みます。(プレーファストにも繋がる)
また、スコアがParでもHDCPによっては、2点にも3点にも成り、18ホールを通じてゲームとして楽しむことが出来る。
※団体戦(フォアボール競技)の良い点
パートナーのスコア・ポイントがそのサイドのスコア・ポイントと決まった時点でプレーヤーは自分の球を拾い上げることが出来、プレーファストに貢献できる。
「取りあえず練習」は慎んで頂いている。
正しい用語の例
ステーブルフォード ← ポイントターニー
パー競技 ← アゲインストパー
フォアボール ← ダブルス競技
ダブルイーグル ← アルバトロス
相手サイド ← 相手チーム
同伴競技者 ← 挨拶の際の「良きパートナー」
ハーフ(Halved) ← マッチプレーのドロー
パーソナルパー ← ネットパー
次ホールでの打順の話(重要)
○マッチプレーでは前ホールの勝者より。
○ストロークプレーでは前ホールのスコアの良い順。
◎ポイント競技では、前ホールのポイント(パーソナルパーをポイントに変えて)の良い順➡前ホールのスコアが良くてもパーソナルパーによるポイントが悪ければ打順が下がる。
つまり、同伴競技者のポイントを把握しなければポイント競技としてプレーヤーは競技していないことになります。クラブ競技でストロークプレーをしてスコアカードを出して、事務局等に計算してもらうということは、競技として成立していないことになる。
スコアカードのHDCPインデックスの話
コース設置のスコアカードの右端のHDCPインデックスはM.P用のHDCPインデックスが記載されています。アウト・インを3ホールずつ分けて、アウトコースの4~6ホールのどこかに1を。インコースの13~15のいずれかに2を。このように、数字を割り振っていきます。これはどこのゴルフ場のスコアカードでも同じです。
何よりもこれはホールの難易度とは全く関係ない配置なのです。
多くのプレーヤーはこれが難易度順になっていると思っています。
CCC三田会で使用する例会用スコアカードは、野田・梅郷・川間各コースとも難易度順にHDCP(S.PHDCPインデックス)が振り分けられたものを使用します。例会ではR.Tで行うので、各コースで行われるクラブ競技のR.Tにおける年間平均スコアから難易度を換算します。
何故、S.P HDCPインデックス(難易度順)を使用する必要が?
ポイントゲームでは、例えばHDCP19のプレーヤーは、難易度1のホールでHDCP2を使わなければ意味がありません(残り17ホールでは1に)同じくHDCP20のプレーヤーは難易度1と2で使うべきです。コース改造により、梅郷コースイン10番は池を埋める前は難易度①でしたが、埋め立てた現在は③になりました。
野田コースはコース改造が行われ、その後の競技で新しい難易度が表示されるようになりました。
川間コースではスタートホール(東・南・西)によって18ホールでの難易度が変わるため、同じホールでもHDCPインデックスが変わってしまいます。
最近のテレビのゴルフ中継では、プレー日の一日前(あるいはそれまでの)全選手のホールにおける平均スコアから難易度を放送していく本来の姿に変わってきています。